山田無文老大師の生家を訪れました

先日愛知県に御法事に出かけた際に少し寄り道をしました。豊田市（旧北設楽郡）武節町にある大和屋さんは、臨済宗妙心寺派の管長であられた山田無文老師の生家です。大学生の頃の無文老師は結核を患い、医者にも匙をさげられ家族や友達にも近寄られる事も無くただ「死」というものを待っているだけであったそうですが、庭から感じる涼しい風にはっと、「こんなにも多くの見えないものに守られているじゃないか」と感動され、「大いなる　ものにいだかれあることを けさふく風の　すずしさにしる」という句の残されました。松源寺から一時間少々の場所でこんな有難い場所を訪れる事が出来ることに感謝です。