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8月の掲示伝道

私はあまり夜に運転はしない方だと思います。ですので夜に運転しても違和感を感じないのですが、車屋さんに点検してもらった時に「ヘッドライトが片方切れてたよ。運転しづらくなかった?」と言われたことがあります。全然気づいていませんでした。整備不良になるので本来罰金になる可能性もありますが、何年も前の話なので警察の方にもお許し頂きたくお願いしたいです。
「自燈明」という教えがあります。お釈迦様がお亡くなりになる前、これから何を頼りにしたら良いか聞くお弟子さん達に向けてのお言葉です。「まず自らを拠り所とせよ」「自分自身を道しるべとせよ」ということでしょう。「一寸先は闇」という言葉は皆様御存知でしょう。今日8月9日は長崎県に原爆が落とされた日です。当時の長崎の人は勿論、日本中の人が真っ暗になったのではないでしょうか。しかし我々は真っ暗ではよく知った道でも前に進むことは出来ません。当時の方々も前に進む事が出来たのは、僅かな距離であっても片方切れていても自分の前を照らすヘッドライトがあったからではないでしょうか。そしてそのヘッドライトは車自身が持っている物です。誰かから与えられたものではありません。元々備えられているのです。そしてそんなヘッドライトを頼りに歩んで頂いた道はテールライトで後に進む車の道しるべになってくれます。今度は後輩の私たちが自身のヘッドライトで「一寸先を光」にして道を進む事が出来るのです。それは誰か偉い人から頂いたものではありません。自身が生まれた時から備えている物です。有難い事でございます。
だから私達もテールライトを切らさないように、いつか誰かの為の道しるべになれるように、少なくとも後ろの人が道を外して崖から落ちないようになっていきたいものです。
長々失礼致しました。

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